ロックンロールに蟀谷を

踊れないほうの阿呆。Twitter:@oika

音楽

ニガミ17才「化けるレコード」

サブスク解禁記念。サムネ詐欺バンドことニガミ17才の2ndミニアルバム『ニガミ17才b』より、「化けるレコード」が良いという話。

中村佳穂『AINOU』

昨年から注目株な雰囲気のあった中村佳穂。 ほぼ前知識なしに『AINOU』を聴いたが、んーいいっすねぇ。 類まれなセンスをぶん回して音で遊ぶ天才の表出。 これからの時代に世に出てくる天才はこんな姿になるのだろうというか、デジタルトラックだとか生楽器…

The Chimpo「Left Nipple Academy」

たまたま見つけたんだけど、なんなんだこいつら。 高校生バンドらしいんだけど、バンド名も曲名も最低だし、バンドとしての演奏もあまりにもヘタすぎる。それはいい、高校生だし。 そのくせになんなんだこの無駄に胸に響いてくるエモーショナルなサウンドは…

関取花『中くらいの話』

RISING SUN ROCK FESTIVAL 2018、メインステージから遠く離れた FOREST テントサイト、そのゲート脇に設けられた小さなステージ、BOHEMIAN CURCUS。 といってもイメージがわかないであろうから、公式サイトより、画質を下げてマップを転載させていただく。

きのこ帝国『愛のゆくえ』

『愛のゆくえ』は2016年にリリースされた、きのこ帝国のメジャー 2ndアルバム。良い。 きのこ帝国はどのアルバムが好きかというのが人によって分かれると思う。私はこのアルバムを聴いてからきのこ帝国が好きになった。

Whitney『Light Upon the Lake』

前に書いたとおり、Apple MusicからGoogle Play Musicに乗り換え、その後も(アプリのバグの多さにイライラしつつも)Google Play Musicを使い続けています。 Apple Musicから乗り換えたタイミングで聴けなくなったアルバムのひとつに掲題のWhitney『Light U…

tricot『3』

6月からブログ更新してなかったのか。まじか。書きたいことはいっぱいあるのだけどね。時間が速い。早いっていうか速い。 さて、前回「気が向けば書く」と言って書いてなかった、tricotのアルバム『3』のレビューから消化しておく。ずいぶん時間が経ってしま…

tricot全国ライブツアー「tricot VS 47」参加レポート

「tricot VS 47」っていうから、47というバンドが対バンなのかと思ったら、全国47か所ライブツアーという意味ね。 その2か所目で参戦してきました@札幌 cube garden。 なんせ前回札幌に来たときは「女祭り」とかいってなぞに男子禁制のライブだったからね。…

30過ぎて聴く、NakamuraEmi「めしあがれ」

RISING SUN ROCK FESTIVAL 2016 in EZO. 幻想的なタイラクルのステージで初めて聴いて思いっきり泣いた、NakamuraEmiの「めしあがれ」が新譜『NIPPONNO ONNAWO UTAU Vol.4』に収録された。

結局Apple Musicに決めた直後、解約してGoogle Play Musicを契約した

連載企画。 定額制音楽配信サービス「KKBOX」を無料で1か月試してみた 音楽配信サービスは結局Apple Musicに決めたけど不満とか その後、一度はApple Musicにお金を払ったものの、初月で解約してGoogle Play Musicに移行しました。

音楽配信サービスは結局Apple Musicに決めたけど不満とか

定額制音楽配信サービス「KKBOX」を無料で1か月試してみた の続きを、一応報告。 掲題のとおり、結局KKBOXじゃなくてApple Musicを契約する予定です。いまは無料期間で試用中。 欲する曲の多さがKKBOXに勝るとも劣らなかったのと、手持ちの音源と一緒に管理…

Radiohead 『Hail To The Thief』

RadioheadはThe BendsもKID Aもすごく好きなんだけど、最近ふと思い返してみたときに改めて良いアルバムだったなーと思うのは、この『Hail To The Thief』だったりする。

定額制音楽配信サービス「KKBOX」を無料で1か月試してみた

ちょっと今さら感あるけど、「KKBOX」無料期間だけ試してみましたメモ。

アコースティックギターとラップ

多感な時期をミクスチャーと呼ばれる音楽とともに過ごしたせいか、楽器演奏のグルーヴにのっかるラップというものがいまだに好きである。 最近、その楽器の最小構成はなんだろうと考えたとき、ひとつの解は、1本のアコースティックギターではないかと思うよ…

大森靖子『魔法が使えないなら死にたい』

やっと入手できた、大森靖子の1stアルバム。良い。 先にメジャーデビューアルバム(通算だと3枚目?)である『洗脳』は聴いてて、確かに彼女の巨大な魅力が見え隠れしているけど、まだまだCD音源での聴かせ方はこれからの課題で未完成かなと、そんな感想を抱…

僕のRISING SUN ROCK FESTIVAL 2016 in EZO #RSR16

興奮が冷めやらぬうちに拙速で書き上げようと思っていたが、夢から覚めた後の時間は速く。 ともあれ、今年のライジング・サン、個人的良かったとこダイジェスト。

KAGERO 『KAGERO V』

日本の暴力的ジャズカルテット KAGERO の5thアルバム、名前は予想を裏切らずに『KAGERO V』だが、内容は十分に期待を上回ってくれるものになっている。 とりあえず「THE TRICKSTER」を聴いてもらうのが早い。

Bobby Enriquez「Hi-Fly」

ボビー・エンリケは「野人」と呼ばれたジャズピアニストだ。1996年没。 彼の名前は拳奏法、肘鉄奏法のような目立つパフォーマンスとセットで語られることが多い。 が、そのせいでイロモノ扱いしてしまうのはあまりにも勿体ない。 豪快な演奏のベースにあるの…

Rei『UNO』

Reiの2nd『UNO』を少し前に買ってしばらく聴いてたんだけども、感想をどう表現したものか、いや、表現という以前に自分の中でも良く思えたり悪く思えたり評価が安定しない状態だったんだけど、とりあえずその感じのまま書いておきます。

バズマザーズ『せっかちな人の為の簡易的な肯定/ナイトクライヌードルベンダー』

バズマザーズのタワレコ限定シングル『せっかちな人の為の簡易的な肯定/ナイトクライヌードルベンダー』を購入。 ついでにリリースツアーのワンマンライブにも行ってきました@ベッシーホール。 ライブもライブで、時間たっぷりたいへん素晴らしいライブだ…

日食なつこ『逆光で見えない』&目くらましツアー

日食なつこ『逆光で見えない』を購入。 そのリリースツアーである「目くらましツアー」も行ってまいりました@札幌 くう。 ついでにその前日のインストアミニライブにも参加。 そんなわけで一時的に日食なつこ怒涛のインプットによって情動の整理が追いつい…

モーモールルギャバン「サイケな恋人」「裸族」

自分がこのモーモールルギャバンというバンドを知ったきっかけは、あの強烈インパクト変態ソング「サイケな恋人」のミュージックビデオだった。

大事なことなので2回歌う邦ロックバンド達

かつてZAZEN BOYSの向井秀徳は、「くりかえされる諸行無常 よみがえる性的衝動」という歌詞をいろんな曲で何度も使うのはなぜか?と問われ、「何回も言いたいんだ。1回じゃ言った気にならん」と答えたという。 影響を直接受けたかどうかは別として、この向井…

tricot 『THE』

フルアルバムとしては1枚目、2013年のtricotの傑作アルバム『T H E』。 アルバムの出来がどうというよりも、1stシングル曲である「99.974℃」、2ndシングル「おやすみ」、おまけで7曲目「おちゃんせんすぅす」という3曲が良すぎる。 同じ時期にこれだけタイプ…

2015年9月の僕

秋 is missing. 9月まとめ。

バズマザーズ『怒鳴りたい日本語』

8月発売のバズマザーズの新しいアルバム『怒鳴りたい日本語』。 それなりに聴いたので感想をば。

札幌市の音楽イベント「Sapporo Neutral」をちょっとだけ見てきた

8月29日・30日と2日間、Sapporo Neutralという音楽イベントが札幌市街のライブハウス・クラブハウス等の連携で開催された。 イベントのコンテンツとしては、「ライブサーキット」「クラブサーキット」「路上音楽祭 いぃんでないかい」「オトキタ」「MIRAI.ST…

僕のRISING SUN ROCK FESTIVAL 2015 in EZO #RSR15

ここ数年はお盆の時期と仕事の繁忙期が重なって、石狩湾のロック祭りを諦めるのは通例となっていたから、今年もまた、仕事を休めなそうだと知ったときも、さほど大きな落胆は無かった。 テントサイトを押さえたいという友人のためにチケットの予約だけ協力し…

Lily Allen 「Knock 'Em Out」

Lily Allenで初めて聴いた曲は、セカンドアルバムの「Fuck You」だった。 優しいメロディ、柔らかい声でファッキューベリーベリーマッチと毒づかれるという未体験の辱めに一発で惚れてしまい、すぐにこれはファーストアルバムから聴かなくてはという気持ちに…

フィッシュライフ「フライングレッド」「三億円」

先日の下北沢でのライブを見てから、掲題の2曲ばかり聴いている。