前に書いたとおり、Apple MusicからGoogle Play Musicに乗り換え、その後も(アプリのバグの多さにイライラしつつも)Google Play Musicを使い続けています。
Apple Musicから乗り換えたタイミングで聴けなくなったアルバムのひとつに掲題のWhitney『Light Upon the Lake』があったんだけども、聴けなくなってから、聴いていたとき以上に1曲目 「No Woman」 のギターのリフレインが脳内再生されるようになってしまった。
こいつはまいったと思っていたところに、ようやくGoogle Play Musicでも配信が始まったのである。
Whitneyというバンド
ホイットニーは、アメリカはシカゴで2015年に結成されたバンドである。2014年に解散したSmith Westernsのマックスとジュリアンが中心となって結成。
消え入りそうな軟弱な男声ボーカルに、軟弱で美しいギターのラインが重なって芸術になる。しかしこういった繊細な曲をドラムボーカルでこなすライブは、やっぱりやりづらいんじゃないの?と要らん心配をしてしまう。
余談だけれど、2017年1月に行われた初の来日公演では、体調不良なのかご機嫌不良なのか、30分程度で終了となってしまったらしく、そこから日本での熱は一旦落ち着いてしまった感があるかもしれません。
アルバム曲について
T1. No Woman
バンドの代表曲かな。
いろんな聴き方があるだろうが、とにかく鼓膜に焼き付いて離れなかったのがサビの、ボーカルよりも歌うギターのメロディ。
いかにも手ぐせひとつで弾き上げたようなフレージングながら、まるでこのフレーズのためにこの曲が存在するような主張の強さ。惚れる。
「whitney」でググればホイットニー・ヒューストン、「no woman」でググればボブ・マーリーがヒットするだろうググラビリティの低さ、わざとやってんじゃないだろうな?
T10. Follow
そしてもう1曲挙げるなら、最後のFollowである。
なんかちょっとプレイヤーの再生スピードおかしいかも?って思えるくらいに十分にもったいつけたテンポで始まったかと思いきや、ギタリストの手ぐせの旋律がそれをあざやかに彩る。
2分過ぎ、いったんフェードアウトしていくビートの後ろで、響き続けるトランペットの素朴なアプローチも良い。そうそうトランペットってこういうことができる楽器なのよ。
曲は3分ちょっとで再びフェードアウトしていき、あっさりアルバムが終わってしまう。出し惜しみというわけでもないんだろうけど、次を待ちのぞませる意味でも絶妙なサイズのアルバムだ。

- アーティスト: Whitney
- 出版社/メーカー: Secretly Canadian
- 発売日: 2016/06/03
- メディア: CD
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