ロックンロールに蟀谷を

踊れないほうの阿呆。Twitter:@oika

読書に集中できない人はKindleの読み上げをうまく使うといい

オーディオブックいいなって気持ちがわいてきて Audible の無料体験だけ利用したら、体験としてはなかなか良かったんですけども、以下のような理由で有料継続するのはやめました。

  • 料金体系がいけてない
    • 単品で買うと極端に高く、謎の月額コイン制にせざるをえない
  • 現時点では読みたい本があまりない(致命的)
    • コインを消費するために読む本をむりやり探さなきゃならない
  • いいなと思ったところに付箋を貼ったりハイライトしたりできない(当たり前)

そんなところに、勝間さんが Kindle の読み上げ機能と IC レコーダーを使って mp3 化するといいという記事を書いていて、ほほぅと思いました。

そんなわけでさっそく、Fire HD タブレットの Text to Speech 機能を使って試してみた。

Kindle読み上げの良い点・悪い点

これはオーディオブックと違って、電子書籍として購入したものを使うので、購入の時点で電子書籍かオーディオかを選ぶ必要がない。
そして、聴いていていいなと思った点があれば、あとからKindleで開いてハイライトすることもできるというのが良い。

一方で、オーディオブックのように人が読み上げたものではないので、どうしても完璧ではない。

抑揚が機械的な点はまだ目をつぶるにしても、たとえば漢字の読み分けが難しいものがあり、 今日 を「こんにち」と読めなかったり、 気に入らない を「きにはいらない」と読んだりする。

このほか日本語への対応がいまいちなのは、たとえば 「」 を文の区切りと認識できず、 「おはよう」太郎が言った みたいな書き方の文だと「おはようたろうがいった」と続けて読んでしまう。

原文を見ない状態で聴いていると、こういう点で「んん?」と理解が止まってしまい、考えている間にも読み上げが進んでしまうので微妙にストレスになる。

原文を見ながら読み上げを聴くというソリューション

苦肉の策として、Kindleで原文を開いたまま読み上げを聴くようなスタイルを試してみたら、意外なことにこれが良かった。

もともとオーディオブックを聴いてたときにも感じたのは、耳だけで聴いていると、ときどきふと注意がそれて別のことを考えている瞬間があり、「ん?ああごめん、聞いてなかった」的な状態になることがあるということ。

目で文字を追いながら耳からも聴くことで、注意が読書に向きやすく、自分のように読書中に気が逸れてしまいがちな人にはいいと思う。

体験的には、国語の授業でみんなで順番に教科書を読み上げていくときの感じに近い。
あるいは、バラエティ番組で演者がしゃべった言葉にテロップがつく感じか。

あまり真面目に文字を追う必要はなくて、眺めている程度でも十分に効果があると思う。読み上げは2倍速とか3倍速とかで。

Kindleの読み上げがページを自動でめくってくれるのも楽。

以上

もともと歩いている時間とか寝る前の時間とかを活用する目的でオーディオブックを利用しようと思っていたので、当初の目的とは違うのだけど、集中して読書したいときにはおすすめです。  

Fire HD 8 タブレット (8インチHDディスプレイ) 16GB

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