ロックンロールに蟀谷を

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信念の断捨離でこじらせ予防

 もうふたつ寝るとお正月ですね。

 年の瀬は、自分を見つめ直すには良い機会かと思います。

 後悔の予防接種は今立つ地面の上に打つんだと歌ったのはMOROHAですが、ここいらで一度、未然に防げそうな後悔を防ぐために信念の断捨離をしてみませんかという話。

 

 信念の断捨離っていきなりすごいパワーワードを出してみたけど何かっちゅうと、「ああ!!なんであのとき変なことにこだわってチャンスを逃してしまったんだ!!」っていう失敗を未然に防ぐために、いま現在自分が持っている「こだわり」について、それって本当に意味あるやつなの?ってのを考えてみましょうという提案です。信念は新年とかけてる。

 

 意味のないこだわりってのは、なんだろうな。

 たとえば「俺は英語だけは絶対に勉強しないと決めてるんだ」とか、そういうやつ。

 意味があるないはもちろん他人が決めることじゃないんで、何であれ本人にとって本当に必要なら良いと思うんですけど、少なくとも客観的に見たら、「それ、意味あるの?」って思うよね。

 うちの雑誌ではB'zは載せないことにしてるんだ!とかね。

 

 そういったこだわりの類、背負っているときは、それをちょっとかっこいいことと思っていたり、そんな自分をどこか誇らしく思っていたり、あるいはそれを捨ててしまうとなんか自分がなくなってしまうような、そんな気持ちだったりする。

 にもかかわらず、たいてい後で振り返ると「なんであんなことにこだわってたんだか…」って思うもんですよね。なんでなんだか。

 

 そういうある種の無益なこだわりの自意識のことを、最近「こじらせ」という言葉で表現してるのかなと思った。

 女子をこじらせる、中二病をこじらせる、独身をこじらせる etc.

 成長の過程で多くの人が経験する一種の病と思えば、「こじらせる」という表現は妙にしっくりくる。

 熱に侵されるのが楽しいこともあるけれど、行動の足かせになるような信念は案外捨ててしまうとスッキリするかもしれません。

 

 では、よいお年を。

 

 

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